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Event > アサヒビール西宮工場 工場見学

更新日:2007/06/30
大人も楽しめる工場見学。できたてビールの試飲ができるおまけ付き!

JR東海道本線神戸線の南側にどんとそびえたつ170本のタンクたち。西宮の中心部に創業80年を迎える巨大な工場がある。それがアサヒビール西宮工場だ。年間5.5億本ものビール(大びん換算)が生み出される様子を見学することができることをご存知だろうか。美しいゲストハウスを持つ同工場を訪ねてみた。

アサヒビール西宮工場 ホームページ 

 工場見学は事前に予約が必要だ。予約ができるのは2名からということで夫婦や友達同士で気軽に行けそうだ。
 しかし、ビールを試飲したい方は間違っても車や自転車で行ってはいけない。ご近所だからといってうっかり自転車に乗って行くと、入り口の受付で飲酒禁止のバッジを渡されてしまう。
 交通のアクセスは阪急今津線「阪神国道駅」が最も便利だ。駅からは徒歩2分で行ける。JR西宮駅からでも徒歩15分。国道2号線に沿って東へ歩けば到着。

仕込みからびん詰めまで楽しく見学

 まず映写室に入り、スクリーンでアサヒビールの取り組みについての映像を見た。
 映写室にはPTAの見学会とおぼしき赤ちゃんを抱いたお母さんたち。他にカップルや留学生らしき青年を連れたお父さんなど全部で20名ほど。大麦畑の美しい映像とともに映し出される有能なスタッフたちの巧みな働きぶりをたっぷり見た後、長いエスカレーターに乗って工場へ。

 見学コースでは順序に従って、仕込室→原料展示→発酵体感シアター→再資源化展示コーナー→びん詰コーナーと移動する。専任の案内係がフルアテンドで案内してくれる。
 コースの途中に置いてあるパネルを使ってクイズを出すなど工夫があり、しかもゆっくりとした口調で丁寧に話してくれる。分かりやすくて、楽しめた。

 4つの大きな釜がある仕込室。麦芽にコーンスターチなどの副原料を加えて煮て麦芽糖に変える、仕込槽でできたもろみをろ過し麦汁にする、ホップを加えて苦味を出すなどの工程がここで行われている。
 麦汁にビール酵母を加えて発酵開始。大麦の収穫からアサヒのおいしいビールができ上がるまでなんと3ヶ月以上かかるという計算だ。

童心に返って見入ってしまう製造ライン

 アサヒビールでは毎日できあがったビールを専門のスタッフが試飲してチェックしている。官能検査というらしい。官能ということばに少し驚くが、脳を刺激して五臓六腑に染み渡らないと許されない感じはある。
 そういえばさきほどの映写室の映像の中で、最終的な味はほんのちょっとのさじ加減、人間の舌というものを大切にしていると言っていた。おいしいものをできたてのうちにという考え方とかまるで家庭料理と同じで親しみを感じた。しかし、一般家庭で官能検査はありえないな。できあがったものは有無を言わさず残さずに食べてもらわなくては。

 通路の途中には直径8メートルのタンクを模した発酵体感シアターというのがあって中に入るとビール酵母による発酵が映像で流れているのをみることができる。
 ゲストハウスに向かう通路の両サイドの柱はすべてアサヒスーパードライの缶の形になっている。工場のオートメーションシステムに目を凝らしていた見学者たちがここで一気に顔が緩む仕掛けだ。
「さあ皆さまお待たせいたしました。いよいよアサヒスーパードライの試飲でございます。」
「いやいやこれはこれはかたじけない…」
みんなの心の声が聞こえてきそうだ。

光あふれるゲストハウスで、乾杯!!

 ゲストハウスでは、工場を案内してくれたおねえさんが再び登場しておいしいビールの注ぎ方を教えてくれた。こつは、泡に穴をあけないことだそうだ。
 試飲のビールをいただくグラスは意外に大きい。試飲は20分間で、一人で3杯まで。
 本当においしい!仕事中だから遠慮して、2杯いただいた。



同行レポーターのつぶやき

 ビールの原料の麦芽やホップに実際に触れたり、発酵、熟成タンクの中に入ったかのようにビールの発酵の様子を体感したり。そして工場見学の醍醐味である瓶詰、缶詰ラインでは、あッという間の1秒間に、瓶詰めだと約10本のビールができ上がる工程に感心した。
 しかし残念ながら迂闊にもマイ自転車で参加してしまった私は、ソフトドリンクとおつまみのクラッカーをいただく。ちなみに同行の記者はできたてスーパードライを一気に飲み干した。
 次回は電車で来ることにしよう。

(はる)

アサヒビール西宮工場 見学案内担当マネージャー 見学案内担当マネージャーの小松真樹さんにお話を伺った。アサヒビール西宮工場の昨年の見学者総数が昨年初めて10万人を突破したそうだ。しかし「まだまだたくさんの人に来ていただきたいです。」見学通路の窓から北側に20メートルもの高さの発酵・熟成タンクを指差し、「私はあそこに『工場見学できます。』の看板を出したいのです。」北側のタンクに看板を掲げるとその先のJRからよく見える。

 ビールを飲んでごきげんにしゃべる記者のことばに熱心にメモを取る小松さん。常に集客のヒントを探してアンテナをはりめぐらせている様子。柔和な表情に隠れて彼女の仕事熱が発酵熟成しているのかもしれない。

 ところで、今年はアサヒスーパードライが生まれて20周年を迎えたという。鮮烈なデビューがついこないだのことのように思えるが、その年に生まれた赤ちゃんが今年成人し、初めてあのおいしいスーパードライを飲めるのだと思うと、感慨深いものがある。

 日本人はお米や野菜をいただくときお百姓さんに感謝する。今日記者はおいしいビールを作ってくれたアサヒビール西宮工場の皆さんに心から感謝していただいた。
工場見学 案内受付時間:9:30〜15:00 定休日:年中無休(年末年始・指定休日を除く)
お問合せ・予約 TEL 0798-36-9595


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